パソコンの裏技について

コンビニの雑誌コーナーには、雑誌以外に普通の書籍も並んでいるが、そこでよく見かけるのが、いわゆる「IT指南書」というやつ。
「エクセルの裏技」だの「パワーポイントの技術」だの、読めばたちまちIT通になってしまいそうなタイトルが並んでいます。

自分も仕事柄、そういったアプリケーションを使うので、置いてあるとつい手に取って見てしまいます。
ほとんどは立ち読みなのですが、実際に何冊か買ったこともあって、確かに便利な技が満載。それを読みながらパソコンを操作してみたりしましたが、その大半はもう忘れてしまいました。
あるいは、覚えていても一回も使ったことがないような状態という感じでしょうか。

というのも、普段使っている機能でだいたいの事は足りているし、必要最低限の事はすでに知っているからです。
知っていても滅多に使わないような機能や、ほとんどどうでもいいような裏技などは、読んだ時点では「へぇー」と思ってもそれきりになってしまうものなのです。
キーボードのショートカットキーなども調べてみるとかなりたくさんありますが、中には「何のためにあるんだろう」と思うようなものも入っています。

もしかすると、自分よりももっと高度な仕事をしている人、たとえばIT業界のエンジニアなどにとっては便利なのかもしれないが、それこそ「へぇー、そんなの使う人もいるんだ」で終わってしまうのです。

そういったパソコン関係に限らず、いろいろな裏技や雑学といったものは大抵は一過性のもののように思えてなりません。
一時「トリビア」的な番組も流行ったが、あれも今覚えているのはごくわずか・・・。
知っていれば面白いが、別に知らなくても損はない、という程度のことであれば、せいぜいその場で話の種になって終わりというくらいのものなのだろうと思うのです。

時代の中で情報は目まぐるしく急速に進んでいます。その中で、自分にとって必要な情報と不必要な情報とに分ける力が、個人を伸ばすかもしれませんね。
そして、この情報は自分にとって最も大切だ!と思えば、そこから応用してさまざまなチャレンジを繰り広げることができるでしょう。

私自身が皆さんに差し上げることができる情報はIT系のものしかないのですが・・。多くの若者がシステムエンジニアを目指し、時代を動かしてくれることを楽しみにしています。プログラマの方はキャリアップの案件としていかがでしょうか。