ますます身近な存在になるIoT機器

「モノのインターネット」と訳されるIoTは、近年スマート機器だけでなく電化製品にも使われ始め、全ての人にとって身近なものとなってきたと感じています。SF映画のように声1つで、家中の機器をコントロールする生活はもう現実のものとなってきているのではないでしょうか。

IoTというと、スマートフォンやスピーカーなどが代表的ですが、実はもっと身近なものにも活用されているのを知っていますか?
例えば、スマートフォンと連携したIoT洗濯機は、すでに一般販売されています。IoT洗濯機はスマートフォンで遠隔操作を行い、外出先からでも洗濯できるというものです。
そのうえ洗濯方法の設定や、洗剤と柔軟剤の自動計量なども自動で行います。また、洗剤や柔軟剤の残量も自動で把握し、少なくなれば勝手にオンラインで注文を済ましてくれる、というから驚きです。

一見、IoTとは関係のない家電に思える冷蔵庫も例外ではありません。アプリと連携したIoT冷蔵庫は、スマートフォンの位置情報をもとに、外出中は省エネ運転モードに移行してくれるようです。
そのほか、スマートフォンの持ち主が買い物先にいることを認識すると、冷蔵庫内をあらかじめ冷やしてもくれる優れもの。電気代節約に大きく貢献してくれるのは、私はありがたいと思います。
さらに冷蔵庫の中身まで管理し、買い物先で冷蔵庫の中身を確認できる機能まであり、フードロス問題の解消に役立っています。

近年は、QOL(生活の質)の低下が世界中で問題視されています。IoT家電により快適な空間を作ったり、家族や友人と過ごす時間を増やしたりすることで、QOLの向上が達成されることに期待です。